【書評】敵の名は、宮本武蔵

直木賞候補作、3作目。意外に5作すべてに手が付けられるかもしれない。

・敵の名は、宮本武蔵 著:木下昌樹

宮本武蔵と言えば剣豪として知られていますが、その武蔵の生きざまを武蔵に敗れたものの視点から捉えた作品。

【読後感】
タイトルは宮本武蔵ですが、武蔵の敗者の方にスポットが当たっているような印象。
彼らの生き様の美しさが印象的だった。
歴史小説だと分厚いものも多いが、この作品は重すぎないボリューム感。

【直木賞候補作として】
あまり史実という題材がすでにある歴史小説はジャンルとして自分はあまり好みではない。
舞台設定の作りこみの良し悪しを読むときに重視している部分があるので、その意味で土台がすでにあるものはいまいち、という感覚を持っている。
あとは、知っている出来事をなぞる=結末は最初から知っている、という事が自分が好みではない要因なのかと。

とはいえ、この作品はただ史実をなぞっている訳ではなく、そこまで詳しい情報が残っていない人物を描いているので、自分にとっても楽しめる一冊でした。

ただ、全体の軸としてのストーリー性が少しインパクトが薄いように思った。個々の人物描写は良かったと思うのですが。

候補作としては、
あとは野となれ大和撫子>本作>月の満ち欠け、というランク付けですね。
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by dwd31 | 2017-06-28 18:03 | 書評 | Comments(0)

ボードゲームのプレイ記録です。累計300種類プレーに到達しました、面白いゲームを紹介したいと思います!


by sawa