【書評】BCGの特訓


・BCGの特訓 著:木村亮示・木山聡

ボストンコンサルティングにおいて、仕事を通じて成長をするというのがどういう事か、どういうマインドで日々臨んでいるのか、についてまとめられた一冊。

結論から言うと、この本は非常に自分としては高評価です。
理由は、スキル・ノウハウの伝授をしようとしているのではなくて、マインド(心持ち)について触れていて、単にスキルばかり吸収するだけでは仕事の成果向上につながる事はない、というスタンスが明確であるからです。

スキル本をたくさん読んで、たとえばフレームワークを使ったらこうなるとか、3C分析をしたらこうだとか、いろいろと語るのはいいけれど、それが成果につながらないし成長せずに伸び悩む人、結構いるんですよという話から始まっている。
結局それは何がいけないのかというと、仕事に取り組む際の心構え、それにかけている部分があるという事。

この本ではマインド(心構え)は3点重要な点として触れている。

・他者への貢献意欲
・チャレンジスピリット
・出来ない事実を受け入れる素直さ


自分としては、3つ目が最も重要なのかな、という気がした。
なまじ自分のスキルに自信を持っていると、上手くいかないことを受け入れられない、あるいはスキル不足と感じてさらにスキル本を読み倒すことに終始してしまうんじゃないだろうか。
そうではなくて、まずは出来ないことを理解し、ときには他者の助けを乞いながら進めていった方が成果により早く近づくのではないだろうか。

また、ひとそれぞれ思考には「癖」があって、それを自覚しているかどうかも大きなポイントとして挙げていた。
例えば、銀行業界から来た人は細かい数字の正確さにこだわりすぎるのが一つの癖としてある。
確かにこれは「職業病」と日ごろ表現していることもあるが、それなりの年数を同じ業界・職種で積み上げると、そこで癖が自然と身に付くのも確かで、それを自覚して時には控えめにしたり、時にはそれを強みとして前面に押し出す、そういったメリハリも大切なのかな、と思った。

純粋なスキルを教えてくれるような本ではないけれども、実例の提示が豊富だったので、すんなり頭に落ちてきた。
非常に良い本だと思います。


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by dwd31 | 2017-08-19 20:46 | 書評 | Comments(0)

ボードゲームのプレイ記録です。累計300種類プレーに到達しました、面白いゲームを紹介したいと思います!


by sawa