・明日クビになっても大丈夫! 著:よっぴー
なんだか「会社なんて嫌ならやめればいいじゃない」がテーマの本はバブル状態なのか、直ぐに書店で見かけますね。
電通事件の煽りというのか、もともとくすぶっていたテーマがここにきて噴火したというか。
この本もタイトル通り、会社を辞めてフリーのWebライターになった著者の本です。
自分が面白いと感じる事にお金(収入)が付いてくれば人生大成功、そういう事ですね。
それが難しいから困るんだ、というのが一般的な話です。
しかし「好きでもない仕事」で今以上に収入を得られる努力が出来るかというと、それも結構難しくないですか?というのが最近自分が思う事です。
例えば数字がとにかく嫌いで経理向きじゃないのに、会計知識の勉強にどれだけ取り組めますか?
営業向きじゃないと思っているのに、セールスの教科書を読んで実践できますか?
しかも、会社は自分がやりたいと思っている事をそのまま仕事として提供してくれることを保証してくれません。
畑違いだな、と思うところへ異動になっても、「とりあえず頑張ってみろ」「慣れたら何とかなる、それまで我慢」という慰めにもならないメッセージを言われるだけ。
だいたいここでいう「我慢」って、下手すると数年単位のスパンを「我慢期間」と言っているときがありますからね。
それはもはや我慢では括れない長さだと思うんですけどね。人生どこまで無駄に出来るのか、と不思議でなりません。
という雑多な書き方になりましたが、要は面白くもない事で収入を増やそうとするのも結構難易度高いと思うので、最悪面白くないことを仕事として取り組むのは仕方ない。仮にそうだとしても、それと並行して自分が面白いと思う事にエネルギーを投じて、ついでにちょっと収入もついてくるような仕組みを考える事、に日々取り組んでおいた方がいいんじゃないか、そう思いました。
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