【書評】結論を言おう、日本人にMBAはいらない


・結論を言おう、日本人にMBAはいらない 著:遠藤功

なにやら斬新なタイトルだが、内容としては現場経験の伴っていない知識の詰込みは、仕事ではほとんど役に立たないという、ある意味分かり易いことを主張している本。
その知識の対象がMBAである。

MBAに限ったことではないが、仕事の場面で使わない資格・知識を勉強してもパフォーマンスは上がらない。しかも国内のMBAに関して言えば欧米のものを模倣しただけで勉学としてのクオリティも十分ではない、そういう状況にあることをMBAスクールに所属していたものの側から述べている。
MBAはそれじゃあ何のためにあるのか?という問いについては、唯一あるとすればMBAを学ぶ同志との人的ネットワークの形成、それぐらいしかないということだ。
ケーススタディで現場の事がなんでも分かるなんていう都合のいい話は無くて、現場で培う経験値こそが何よりのビジネススキル、そう著者は主張したいのだろう。

ごもっともとしか言いようがないのですが、そうなるとMBAスクールにしても、大学にしても教育の方法論がもっと議論されてもいいのではないか。というか、ビジネススキルを過度に重視するのはMBAスクールで十分であって、大学はそれと同じ方向性を目指して欲しくない、直接ビジネスに紐づかない学問に対して、時間を確保して追求する場であってほしいというのが個人的見解ではあるが。

MBAスクールに通おう、と迷っている人にはその意欲を完全に取り払ってくれる一冊ですよ。


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by dwd31 | 2017-11-29 20:34 | 書評 | Comments(0)

ボードゲームのプレイ記録です。累計300種類プレーに到達しました、面白いゲームを紹介したいと思います!


by sawa