・コルトエクスプレス
ギャングとなって乗り物内にあるお宝を奪い合うゲームです。
最初に自分が担当するキャラクターが決まり、そのキャラクターを動かしたり、
他の人を攻撃したりしながら、車内にあるお宝を取るというゲームです。
(ギャングなので荒っぽい行動があります)
お宝のある場所へ移動する→お宝を拾う、というアクションを繰り返して
どんどん取っていくのが基本的な流れです。
このゲームでは手札を使うことで色々なアクションを実行するのですが、
実行する前に計画フェーズというのがあって、あらかじめ複数の手札を
順番に出していき、全員出し終わった後に順次アクションが実行される、
という流れになっています。
これが実はこのゲーム最大のポイントです。
ラウンドの最初に各自自分のカードデッキから6枚を引いて手札として、
そこから実行したいアクションを、実行したい順に出していくことになります。
例えば、AさんからDさんの4人の場合、
Aさんのアクション1つ目→Bの1つ目→Cの1つ目→Dの1つ目→Aの2つ目・・・
という感じで、先に所定の回数分の手札を出していきます。
その後全て出し終わった後にAさんのアクション1つ目から順番に実行して
いきます。
このゲームでは、他の人を攻撃する(射撃または殴りかかる)というアクションが
あるのですが、それは攻撃できる範囲に他の人がいないと実行できません。
上記の順番の場合、例えばCさんと同じ場所にAさんがいて、CさんはAさんを
最初に殴ろうとしたとします。
しかし先にアクションするのはAさんなので、Aさんが移動して別の場所へ行く
というアクションをしていた場合、CさんはAさんを殴ることができなくなります。
逆にBさんが先に動いて同じ場所へ移ってくると見越し、Cさんは殴るという
アクションを選ぶ、というやり方もあります。
要するに、自分以外の人の動きを手札を出すときに予想しながら自分がやるべき
アクションを決めていく、というなかなか戦略的なところがあります。
このゲームでの射撃というのは、他のプレイヤーを倒してゲームから脱落させよう
という意味合いではなくて、射撃した人の手札デッキの中に自分の銃弾カードを
紛れ込ませる、という効果があります。
冒頭記載の通り、手札はデッキから6枚引いて、その中からプレイしたい
アクションを3つか4つほど毎回選べるのですが、その中で銃弾カードは
なんのアクションもできないので、いわゆるゴミカードになります。
要はゴミを引かせることで相手の動きの選択肢を制約するという効き目が
あるのです。
また、各キャラクターにはそれぞれの特殊能力があって、特定のアクションの
効果に影響するものなどがあり、それも有効的に活用することが重要になります。
基本的には先頭車両に一番高価なお宝があるのでそれを目指す流れになりますが、先頭車両にはスタート時に保安官というプレイヤー以外のキャラクターが存在して、
その人に出くわすと銃撃を受けてしまうというペナルティがあります。
(これも要はゴミカードが増えることとなる)
所定のラウンド数をプレイして、一番お金を稼いだ人が勝者です。
なお、お宝を集める以外に、一番ゲーム内で射撃数を稼いだ人には
ボーナス点が入るという仕組みがあり、射撃を積極的に実行することも
得点要素となっています。
感想
複数回のアクションをあらかじめ計画する、というのがゲームの
醍醐味で、相手がどういう動きをするのかを読み合い探り合いの
時間が流れていきます。
うまく読み通りにハマれば快感ですが、思わぬ動きで空振りする
こともある、そんな展開になっています。
キャラクターの特殊能力について、使い勝手の良い悪いが割と
はっきりしている感じがするのが少しイマイチな要素の気が
します。
しかしながら、相手の手を読む、というのが好きな方には
オススメのゲームと思います。
あと6人までプレイできるのが人数の幅が広くて良いです。
プレイ人数:2人~6人
1ゲーム:60分程度
【評価】
ルール難易度:★★★★ ★が多いほどルールが複雑
戦略性:★★★★ ★が多いほど勝敗に頭を使う
おススメ度:★★★ ★が多いほどおススメ
全て5段階評価
1ゲーム:60分程度
【評価】
ルール難易度:★★★★ ★が多いほどルールが複雑
戦略性:★★★★ ★が多いほど勝敗に頭を使う
おススメ度:★★★ ★が多いほどおススメ
全て5段階評価